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家庭におけるインターネットの普及とともに有害サイト・ネット犯罪に子供が巻き込まれるケースが増えており、現在、子供を有害サイトから守ろうと様々な取り組みがなされています。その一つが「フィルタリング」で、有害と見なされたサイトをあらかじめフィルタリングソフトに登録しておき、子供のアクセスを制限する役割を担っています。そして、この機能は企業のメール送受信のセキュリティ強化にも有効です。
いまや、メールは社員同士や顧客・取引先との連絡に不可欠なツールですが、その利便性の一方で、情報漏えいのリスクも潜んでいます。機密情報が外部に漏れれば、企業はダメージを受けます。そう、情報漏えいを防ぐツールとしてフィルタリングソフトを利用するわけです。

また、フィルタリングソフトは、スパムメールと呼ばれる外部から送られてくる迷惑メールをシャットアウトする機能も備えています。アダルトサイトの紹介メールを受信した経験のある方も少なくないと思われますが、企業にも大量の迷惑メールが送られてきます。1日何十件と送られてくる迷惑メールの削除に時間を取られては、社員の生産性に影響が出てきます。また、迷惑メールに添付されているファイルには、ウイルスが仕掛けられているケースもあり、うっかりファイルを開くと企業の情報システムがウイルスに感染してしまう恐れもあります。
フィルタリングソフトは、メールのタイトルや文章に含まれる言葉などをチェックして、迷惑メールか否かを判断します。迷惑メールを受信した場合は、通常のメールとは別の場所に保管し、ユーザに危険を促したり、削除したりします。このようにして、フィルタリングソフトは、社員の生産性を向上させ、企業情報システムを守るわけです。

一方で、フィルタリングソフトは同様の仕組みによって、誤送信などによる社内からの情報流出もブロックします。日本企業は、どちらかと言うと性善説で物事に取り組んできました。しかし、内部からの情報漏えいが起きていることも事実です。悲しいことですが、企業風土の健全化に目を配り、健全な風土を醸成していくとともに、リスク対策も欠かさない。企業経営者にはそんな視点が求められるのではないでしょうか。
内部からの情報漏えいと外部からの迷惑メールをシャットアウトし、リスクを軽減するツールとして、フィルタリングソフトの活用を検討されてみてはいかがでしょう。(文・フリーランス ライター 小林 秀雄)

(2008年10月14日掲載)

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