本文へジャンプ

ナビパラ.コム

uVALUE 実業×IT

Hitachi

監視カメラの用途といえば、防犯を思い浮べる方が多いのではないでしょうか。店舗における万引き防止や不審者のチェックがその典型例で、カメラが映し出す映像をモニターして、不正が起きないよう監視します。つまり、「守り」を強化するために監視カメラが用いられているわけです。
そんな監視カメラですが、アナログからデジタルへの急速な移行もあり、マーケティングに活用するといった「攻め」の強化にも活用され始めています。例えば、店舗内での顧客の行動を撮影して、陳列方法を改善するといった使い方です。顧客の顔を撮影することで年齢層や性別などを分析すれば、店舗の特性ごとに品揃えを最適化することができます。最近では、顔画像から性別や年齢層を分析するソフトも開発されており、そうしたソフトを組み合わせて利用すれば、目視では難しい分析も効率良く行えることでしょう。

分析ソフトを利用しなくても、ちょっとした工夫によって店舗の売上げを伸ばしたり、オペレーションを効率化することも可能です。いくつかの店舗をもつ美容院では、ある店舗が混雑すると、手が空いている店舗の店員を応援に回し、店舗運用の効率化を図っています。顧客の待ち時間を短くすることができ、顧客満足度も向上することでしょう。このケースも、店舗の混み具合を監視カメラでモニターすることで実現しています。
また、各店舗でのキャンペーンの効果を本部で確認するコーヒーチェーン店などもあります。

デジタル監視カメラは、ネットワークカメラとも呼ばれています。インターネットを介して、特別な回線なしで利用できるため、中小規模の企業や店舗にうってつけのマーケティングツールと言えるでしょう。アイデア次第で、「守り」だけでなく、「攻め」の強化にも大きく貢献するのではないでしょうか。(文・フリーランス ライター 小林 秀雄)

(2008年5月12日掲載)