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【ナレッジマネジメント】Wikiで簡単にナレッジマネジメントしませんか?

ITは企業で使われてからコンシューマに伝わる、これが過去のトレンドでした。その代表はパソコン。しかし、その流れはいまや逆転しています。まず、コンシューマに使われてから企業に普及する。それがWeb2.0時代のITトレンドです。ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は先ずコンシューマが利用を始めました。それがいまや、企業内のコミュニケーションシステムとして注目され、社内ブログや社内SNSとして活用が始まっています。そして、ブログ、SNSに続く第3の企業向けWeb2.0技術として注目したいのがWiki(ウィキ)です。

「Wikipedia」という言葉を新聞や雑誌で見かけた読者も多いのではないでしょうか。Wikipediaはインターネット上で作成されている百科事典です。このWikipediaの作成に用いられているのがWikiというツールです。Wikiはもともと、インターネットでコラボレーションする道具として開発され、Webブラウザを利用して文書を追加・修正できるという特徴があります。Wikipediaは、そのいちばん有名な適用ケースになります。

このWikiを社内で活用しようという動きが台頭しています。グループウェアや社内ブログ/社内SNSソフトにWiki機能が搭載されたり、企業内のイントラネットにWikiで情報コーナーを作ったりという動きが始まっています。言ってみれば、社内ネットワークに「仕事百科事典」のページを開設する感覚です。でも、初めから百科事典を作成しようと考えずに、気楽に取り組んでスタートし、気がついたら百科事典ができていた、というようなゆっくりとしたアプローチがお勧めです。例えば、自社の社内規定やマニュアルをWikiのページに書き込んでおけば便利でしょう。紙だと紛失する恐れがありますが、ネット上であればそのようなことはありません。さらに、変化に応じて追記や削除といった編集作業がワープロ感覚で簡単にできます。

Web2.0技術の特徴は、気軽さと誰にでも使い易いこと。Wikiも例外ではありません。社内規定やマニュアル作成から一歩進めて、顧客ニーズや市場動向に関する社員の知識や知見を書き込めば他の社員がその知識を共有することができます。Wikiを使うといわゆるナレッジマネジメントの実践が容易に行えるようになると考えられます。もちろん、一気にナレッジマネジメントを考える必要はありません。まずは、社内規定やルールなどをWikiで作成して、社員が閲覧できるようにしておくとよいでしょう。また、社内用語事典や業界用語事典を作っておけば、新人教育にも役立つはずです。(文・フリーランス ライター 小林 秀雄)
(2007年5月7日掲載)

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