





第106回 『炭酸飲料』
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■ サイダーとソーダは同じモノ?
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いよいよ暑い夏がやってくる。オフィス内での作業でも、喉を潤す飲み物が欠かせなくなる季節である。ミネラルウォーター、お茶、コーヒー・・・。飲み物の種類もいろいろあるが、たまに炭酸飲料が無性に飲みたくなることがある。この現象は皆さん共通のことなのだろうか?競争の激しいコンビニの飲料売り場でも、常にその一角には、5〜10種類程度の炭酸飲料が並んでいる。
実際、一人当たりの年間消費量を調べてみると、お茶飲料約38リットル、炭酸飲料20リットル、ミネラルウォーター約38リットルというデータもある。計算すると、炭酸飲料は月平均1.6リットル。意外と炭酸飲料を飲んでいることになる。
ところで、先程から炭酸飲料という言葉を使っているが、炭酸飲料を英語で何というかご存知だろうか。
「サイダー」と思われた方は、不正解。三ツ矢サイダーという存在を幼い頃から刷り込まれているため、そう思われがちであるが、正解は「ソーダ」である。ちなみに、サイダーは英語では、りんごのお酒のこと。今回はそんな炭酸飲料について調べてみた。
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■ 炭酸飲料の始まり
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喉にシュワー、この爽快感はどの時代でも共通のものだったようで、人間が炭酸飲料を飲み始めた歴史は古く、紀元前ローマ時代には天然に湧き出る鉱泉(炭酸ガス入りの温泉)を運んで飲んでいたという記録がある。ただしこれは、あくまで無色透明で味のない炭酸水であり、初めて味の付いた炭酸飲料を口にしたのは、なんとあのクレオパトラである。さすがは女王、夢のような超高級炭酸飲料を楽しんでいたようだ。その超高級炭酸飲料とは、真珠入りワインのこと。真珠はほとんどが炭酸カルシウムでできており、ワインの酸に反応して炭酸ガスを発生させる。これを世界一の美女は優雅に楽しんでいたらしい。
日本での炭酸飲料の歴史は、多田村平野(現在の兵庫県川西村)から始まる。この場所に存在した天然鉱泉が明治17年に「三ツ矢平野水」として発売された。三ツ矢とは、昔、この土地を治めていた領主、三ツ矢孫八郎の名前が由来となったものであり、ラベルのデザインもその家紋である三本の矢羽からとったもの。そう、先程も登場したおなじみ「三ツ矢サイダー」のルーツである。このサイダーという名称は、味付けのため明治40年に輸入した「サイダーフレーバーエッセンス」からきている。
ちなみに、炭酸というのは味覚神経を刺激するため、食欲がわく効果があるらしい。大人のサイダー(ビールのこと)を飲むと、やたらと食べ物が美味しく感じるのも実はそれが原因とか。夏は炭酸飲料の美味しい季節、皆さんも食べ過ぎにはご注意を!
(2006年6月26日掲載)
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