ヘッダをスキップ   IT(情報・通信)総合サイト Japan Site

ナビパラ.コム日立トップページへ


ここからグローバル・ナビゲーション |  ホーム  |  ソリューション  |  イベント・セミナー  |  IT情報  |  経営情報  |  ナビパラ通信  |   コラム  |グローバル・ナビゲーションここまで

    会員登録登録内容確認/変更退会    サイトマップ    お問い合わせ
検索 by Google

 > 詳細な検索


コラム

ここからブレッド・クラム ホーム > コラム > モノがたり > バックナンバーブレッド・クラムここまで

ページタイトル

モノがたり



ここから本文
 
第98回 『炭』

■ 炭好きの人

人間だれしも「これでなければ」というこだわりがあるもので、「炭」が大好きという人もいる。
たとえば、フライパンで料理する時にもガスではなく炭火を使い、炭火をおこし強く一定の火力となるのをじっと待つことを厭わない。飲食店を選ぶ時の基準のひとつとして、火種が炭であるか調べたり、それから、お風呂や飲料水に炭を入れたり、床の間やトイレの片隅に炭を飾ったり、床下に炭を敷き詰めたり、なかには炭繊維の入った靴下を愛用したり炭繊維布団で寝たりと、生活のあらゆる場所で炭を利用している。
日本人には炭が好きという人がけっこう多いように思う。今回は、そんな炭について調べてみた。


■ 炭にまつわる2人の人物

炭の歴史は古い。人類が火を使ったと同時期、すなわち旧石器時代ともいわれている。
奈良時代には宮廷などの炊事、暖房など現在に近い使い方のほかに、武器製造などにも使われていた記録がある。室町時代には一般市民のあいだでも炊事用や暖房用に広く使われるようになったという。
木のようにパチパチとは燃えないが、充分な熱があり長持ちする。しかも原料となる木も、山に行けば苦労なく手に入る。炭は他に熱源のなかった時代において万能の道具として実にありがたい存在だったようだ。
しかし、ただそれだけでは、今日まで日本において炭が使われている理由にはならないはずである。それには炭の普及に貢献した2人の人物の存在があると思われる。

炭には大きく2つの種類がある。真っ黒な黒炭と、黒いながらも表面に光沢があり、光の加減で白っぽくも見える白炭だ。この「黒炭」と「白炭」それぞれの普及に重要な役割を果たした人物がいた。
まず黒炭には、かの千利休。そう、茶道の祖としてあまりにも有名な人物である。
実は茶道の世界では、火がつきやすい上、高すぎず、低すぎない火加減が長く持続する黒炭が重用されている。お茶がいちばん美味しくいただける、そのお湯の温度を決める火加減の全てを司るといってもよいのが炭なのである。この製炭技術に千利休をはじめとした多くの茶人が尽力したと言われる。
その結果、お茶の精神を通して、炭が単なる熱源ではなく、日本の文化の中に根付くこととなったわけだ。

次に白炭、この歴史にも偉大な人物の名前が登場する。弘法大師(真言宗の開祖、空海)である。なんとこの弘法大師こそが、白炭を作るための技術を中国から持ち帰り、仏教の普及と共に全国に広めたというのだ。こうして広められた白炭は黒炭に比べて非常に硬く、燃焼時間も長く、均一なエネルギーが持続する。さらに高温で焼かれることによって、遠赤外線を多量に発生する、いいことずくめの他に例のない熱源である。
ちなみに、その白炭の中でも最高級とされているのがご存知「備長炭」である。

仕事帰りのお父さん方が新橋などにある美味しい炭火焼き鳥を食べられるのも、実は弘法大師様のおかげだったのだ。
(2006年2月27日掲載)

本文ここまで


ここからローカル・ナビゲーション
開発者に聞く

ITウオッチング

モノがたり
ここから1つ下の階層
バックナンバー
ローカル・ナビゲーションここまで






ページトップへ

 
ここからフッタ  | サイトの利用条件 | 個人情報保護に関して | 商品名称について | 推奨環境 | 当サイトへのリンクについて |フッタここまで

© Hitachi, Ltd. 2001, 2008. All rights reserved.