





第92回 『一週間と曜日』
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■ なぜ一週間は7日なのか?
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毎日なんとなく眺めているカレンダーの中で、当たり前のように使われている「一週間」という単位。同じ一週間が果てしなく長く感じられたり、逆に短く感じられたりする経験は誰にでもあるだろう。そんなとき、「そもそも一週間が7日というのは誰が決めたのか?」と考えたことはないだろうか。調べてみたところ、この起源には諸説あることがわかった。
まず、天地創造説。旧約聖書の創世記によると、神様は6日間でこの世を造り終え、7日目を安息日としたとされている。一週間が7日で週に1回日曜があるのはここから来ている、という説である。
次に月の動き説。地上から見る月は新月、半月、満月と形を変えていくが、新月からまた新月に戻るまでを28日とし、それを満ち欠けの段階により、新月→半月(上弦)、半月(上弦)→満月、満月→半月(下弦)、半月(下弦)→新月の4つに分けたというもの。28÷4=7で、ここから一週間が7日となったという説である。
また、厄災説というのもある。古代バビロニアでは、厄災日が7日に一度来ると考えられており、そのため7日目ごとに市をたて、宗教の祭りをしたことに由来するというもの。7という数字が、一桁で最大の素数という点に関係があるようだ。
さらに惑星個数説。地上から肉眼で見える惑星は水星、金星、火星、木星、土星の5つだが、これに当時惑星と考えられていた月と太陽を加えると7つになる。世情は惑星の動きに支配されている、という当時の思想(今でも同様の考え方が残っているが)に基づき、7を1単位とすることで幸運を得ようとしたのではないかという説である。
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■ 曜日の起源
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では、「曜日」の起源はどのようなものであったのだろう。
先に紹介した古代バビロニアの惑星個数説が、どうやら曜日の起源にも関わっているらしい。まず人々は、当時惑星と考えられていた7つの星を、1日24時間の中で1時間ずつ、その時間を支配する星として割り振った。並び順は地球から遠い順(目で見て動きが遅い順)とした。すると土、木、火、日、金、水、月という順番になる。これに従い、0時は土星、1時は木星といった具合に割り振っていき、さらに、その日先頭に割り振られた星を、その日1日全体を支配する星と位置づけた。1日を支配する惑星は毎日変化していく。なぜなら、7つの惑星を24時間に割り振ることにより、24を7で割ると常に3の余りが出るためだ。最初の日に0時の「土」から23時の「火」まで割り振った翌日は、続きになる「日」を0時に割り振り、23時の「水」で終わることになる。これを繰り返していくと1日全体を支配する星は「土、日、月、火、水、木、金」と交代していくことになり、これが一週間の曜日の流れを決定づけたというわけだ。なんだか壮大な話であり、曜日というものが神聖なものに思えてくる。
ちなみに日本においては、藤原道長(966〜1027)の日記に曜日が記されていることから、その時代にはすでに曜日の概念が伝わっていたとされる。しかし日曜を休みとする週休制度については、開国された明治以降、ヨーロッパの慣習に倣ったものである。
ところで、週の始めを何曜日にするかは、現在でも民族や宗教により考え方が異なるようだ。たとえばキリスト教圏では、安息日を週末とする考え方から、月曜始まりとされている。日本では月曜派と日曜派の2派に分かれているようだが、さて、あなたはどちら派?
(2005年12月12日掲載)
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