ヘッダをスキップ   IT(情報・通信)総合サイト Japan Site

ナビパラ.コム日立トップページへ


ここからグローバル・ナビゲーション |  ホーム  |  ソリューション  |  イベント・セミナー  |  IT情報  |  経営情報  |  ナビパラ通信  |   コラム  |グローバル・ナビゲーションここまで

    会員登録登録内容確認/変更退会    サイトマップ    お問い合わせ
検索 by Google

 > 詳細な検索


コラム

ここからブレッド・クラム ホーム > コラム > モノがたり > バックナンバーブレッド・クラムここまで

ページタイトル

モノがたり



ここから本文
 
第90回 『魔法瓶』

■ 魔法瓶の歴史

「マジックインキ」「マジックミラー」など、名前に「マジック=魔法」がつくモノはいろいろあるが、中でもインパクトが強いものに「魔法瓶」がある。まるで魔女の道具のような名前である。
熱いお湯を入れておくと、そのままずっと冷めない。「魔法瓶」とは、これをはじめて体験した日本人の驚きと興奮が込められたネーミングだったのだろう。
魔法瓶がこの世に生み出されたのは、1891年(明治24年)のこと。イギリス人のジェイムズ・デュワーという人物が、液体酸素保存用の二重壁金属容器と内側に銀メッキを施した二重壁ガラス瓶を製作したのが始まりといわれている。その後、1904年にこのアイデアを利用してドイツのテルモス社が商品化に成功した。社名の「Thermos」(テルモス)は、現在欧米での魔法瓶の一般的な呼び名になっている。ちなみに魔法瓶が現在のような形として定着したのは、1978年に日本でステンレス製の真空断熱魔法瓶が開発されてからである。


■ 魔法瓶の秘密

ここで魔法瓶の仕組みについてお話しておこう。熱の伝わり方には「熱伝導」と「熱放射」の2種類がある。コップに入ったお湯を例にとると、お湯が触れているコップを伝わって逃げる熱(熱伝道)と外気に触れる水面部分から逃げる熱(熱放射)によって温度が下がってしまう。魔法瓶にはこの熱伝導と熱放射を防ぐための工夫が凝らされている。まず内側の容器と外側の容器を作り、間を真空にすることで、内側の容器からの熱伝導を遮断し、さらに材質をステンレスにすることで、真空でも起こってしまう熱放射を表面の鏡効果で跳ね返している。
ステンレス製・真空二重構造、この組合せがあってはじめて、非常に高い保温性を発揮することができるわけだ。ただそれでも少しずつ冷めてしまうのは、完全な真空状態を作り出すことは不可能であること、内側の容器を外側の容器との接点なしに浮かせることができないこと、反射率100%の鏡が存在しないことによる。

ところで、この魔法瓶の仕組みを利用した商品はほかにもある。冷めないお弁当箱(ランチジャー)や、最近登場した「魔法の鍋」などである。(注:ダッチオーブンも魔法の鍋と呼ばれているが、それとは別物である)。魔法の鍋は、内側の鍋で短時間調理した後、その鍋を真空二重構造のステンレス製外鍋に装着すると、火を使わずに煮込み料理が完成するという、まさに魔法の調理器具である。なんだか将来、ステンレス・真空二重構造の家や車なんてものも出てきそうな気がしてしまう今日このごろである。
(2005年11月14日掲載)

本文ここまで


ここからローカル・ナビゲーション
開発者に聞く

ITウオッチング

モノがたり
ここから1つ下の階層
バックナンバー
ローカル・ナビゲーションここまで






ページトップへ

 
ここからフッタ  | サイトの利用条件 | 個人情報保護に関して | 商品名称について | 推奨環境 | 当サイトへのリンクについて |フッタここまで

© Hitachi, Ltd. 2001, 2008. All rights reserved.