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第219回 「ヒートアップするデジタル一眼レフ市場」
PC・デジタル家電のランキングサイト「BCNランキング」は1月10日、主要パソコン販売店/家電量販店24社2,310店舗から収集するPOSデータを年間(1月1日〜12月31日)で集計し、分野別に販売数量の最も多かった企業を表彰する「BCN AWARD 2008」を発表しました。それによると、デジタル一眼レフカメラ部門では、ニコンが年間シェア43.8%で1位となり、キヤノン(40.0%)の牙城を切り崩す形となっています。

確かに、僅差ながら首位を勝ち取ったニコンの昨年から今年にかけての攻勢は凄まじいものがあります。昨年の後半から、APS-Cサイズで1,230万画素のCMOSセンサーを搭載した「D300」や35 mmフルサイズで1,210万画素のCMOSセンサーを搭載した「D3」を投入し、高密度51点フォーカスポイント採用のAF(オートフォーカス)システム等の搭載機能で、同時期に投入されたキヤノンの「EOS 40D」と凌ぎを削っています。
また、昨年発売して人気のあったエントリーモデル「D40X」を早々に発売中止にし、さらに進化したエントリーモデル「D60」をキヤノンの最新エントリーモデル「EOS Kiss X2」の発売(3月下旬)より一足早い2月22日に、キヤノンより2万円程安い価格で発売し、攻勢に拍車を掛けています。

もちろん、他社も黙ってはいません。ペンタックスは、エントリーモデル「K100D」の後継機となる「K200D」を2月22日に、ハイアマチュアモデル「K10D」の後継機となる「K20D」を3月上旬に発売します。ソニーは、エントリーモデル「α100」の後継機となる「α200」を2月15日に、ハイアマチュアモデル「α350」を3月7日に発売する予定となっています。業界トップとして長年君臨してきたキヤノンも今後、逆襲に出ることでしょう。今年のデジタル一眼レフ市場は、昨年以上の熾烈な争いになりそうです。
開発スピードと価格設定、そしてTVCMを使って企業のイメージ広告を打ち始めたニコンのマーケティング戦略に対して、他社はどのように挑んでいくのか注目されます。

また、この争いがデジタル一眼レフ市場をさらに活性化させ、消費者に恩恵をもたらすことは間違いないでしょう。ただ、手ぶれ補正機能やダストクリーニング機能も強化され、ライブビュー機能も標準搭載になりつつある今、デジタル一眼レフは今後どのように進化するのか想像できません。有効画素数が2,000万画素に達するのでしょうか。いずれにせよ、今年も目が離せません。
(2008年2月18日掲載)

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