





第213回 「“キャラケー”は携帯電話の新たな選択基準となるか!?」
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日本の携帯電話市場において新たな動きがありました。11月12日、ソフトバンクモバイル株式会社(以下、ソフトバンク)とウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(以下、ディズニー)は、協業によって、ディズニーの携帯電話事業「ディズニー・モバイル」を日本で開始すると発表しました。契約実績数の伸びが好調なソフトバンクの持つインフラや技術力と、日本で長年、圧倒的な人気を誇っているディズニーのブランド力が合わさった、今までにない新しいサービスとなるようです。具体的なサービス内容や料金体系については、まだ発表されていませんが、ディズニーファンには堪らないサービスとなることでしょう。
また、携帯キャリア各社の秋・冬商戦に向けた製品ラインナップもほぼ出揃いました。ドコモは新シリーズとなる「905iシリーズ」を発表しています。特長としては、「WORLD WING(3G+GSM)」や「FOMAハイスピード(HSDPA)」、「ワンセグ」、「GPS」、「2in1」、「DCMX」、「iD」などの機能を標準搭載し、さらに、動画番組に対応した「Music&Videoチャネル」や、音声入力に対応した「直感ゲーム」などのエンターテインメント機能が拡充されています。auは2.8インチワイドQVGAサイズの有機ELディスプレイを搭載し、日立のハイビジョンテレビのブランド名を冠した「Woooケータイ W53H」など8機種を発表しています。上記からも両社は、既存機能や端末スペックの拡充と洗練されたデザインなどで今年の秋・冬商戦に挑んでいくと思われます。
しかし、ソフトバンクは他社と少し異なる販売戦略で戦いを挑むようです。それは、「キャラケー」と呼ばれる、キャラクターやブランドと提携したコラボレーション携帯端末「fanfun.815T」の発売からも伺えます。キティーちゃんが携帯電話で話しているソフトバンクのTVCMなどでご存知の方も多いかと思いますが、ハローキティーの他にも、スヌーピーやリラックマ、下着ブランド「PEACH JOHN」などのコーディネートパネルが用意されています。また、単なるパネルの着せ替えではなく、ディスプレイ面および操作キー面のインナーシート、メニュー画面のデザインや待ち受け画面のアイコンなど、外観から中身まで好みに合わせて自由に変更できる点が特徴です。さらに、機動戦士ガンダムに登場する人気キャラクターの「シャア・アズナブル」をモチーフにしたシャア専用ケータイ「913SH G TYPE-CHAR」も発売予定とのことです。
現在、携帯キャリア各社が端末スペックや価格競争で凌ぎを削っていますが、キャラクターやブランドといった付加価値を利用した販売戦略は、結果は分かりませんが、非常に面白いアプローチと言えます。端末スペックや料金体系で反応しなかった利用者も、マニア心をくすぐるような今回の動きには反応するかもしれません。いずれにせよ、利用者にとって、選択肢や選択基準が増えるのは非常に嬉しいことです。
携帯端末の搭載機能が成熟期を向かえつつある今、携帯キャリア各社の生き残りを賭けた戦いが2008年に向かって繰り広げられます。果たして利用者の反応は如何に!?キャラケーの今後にも大いに期待したいと思います。
(2007年11月19日掲載)
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