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第207回 「ますます熱を帯びるデジタルカメラ市場」
夏を迎え、デジタルカメラ(以下、デジカメ)市場では今年も熱い戦いが繰り広げられています。
6月には、Sony(ソニー株式会社)が「世界初、有効1210万画素CCD」と謳ったコンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-W200」を発売し、Panasonic(松下電器産業株式会社)は広角28mmレンズを搭載した1220万画素のコンパクトデジカメ「LUMIX DMC-FX100」を発売しました。また、FUJIFILM(富士フイルム株式会社)は独自の顔検出機能「顔キレイナビ」をさらに強化したコンパクトデジカメ「FinePix F50fd」など3機種を8月下旬から随時投入する予定です。

このように、メーカー各社がハイスペックな製品を次々と投入する中、コンパクトデジカメもついに1000万画素を超え1200万画素の域に達しました。1200万画素というと4000×3000ピクセル、デジタルハイビジョンの約6倍のドット数になります。これがコンパクトデジカメの有効画素数として実現されているのは、非常に驚きです。また、これに対応する形でSDカード等の記録メディアも大容量の製品が手頃な価格で登場しています。

ちなみに、一眼レフデジカメ市場はというと、相変わらずCanon(キヤノン株式会社)の製品が人気です。それに対抗してかNikon(株式会社ニコン)も大攻勢をかけており、初級・中級者向け製品のラインナップ数と投入スピードではCanonを上回る勢いです。先日業界紙の関係者に話を聞いたところ、国内で精度の高い組み立て等を行うCanonと、タイやベトナム等、海外で低コスト戦略を押し進めるNikonでは、同じ台数売っていても収益力はNikonの方が高いとのことでした。これがシェア争いにどう影響してくるのか、今後の展開に注目したいと思います。

デジカメは、今や1000万画素以上の高解像度、高感度(ISO3200)、手振れ補正、顔認識機能は標準装備となりつつあります。少し前なら考えられませんが、今では多少暗くても高感度や手振れ補正機能によりキレイに撮影できます。知人のスポーツカメラマンも「もうフィルムは考えられない」そうです。スノーボードの国際大会「X-TRAIL JAM」で暗い天井を飛んでいるスノーボーダー達をそのままキレイに写す。これはデジカメの進化に他なりません。

今後もコンパクト、一眼レフともにメーカー各社がさらに高機能な製品を投入し、凌ぎを削っていくことは間違いありません。OLYMPUS(オリンパス株式会社)やCASIO(カシオ計算機株式会社)などといった他の主要メーカーも、新製品を引っ提げてくることでしょう。デジカメの有効画素数は一体どこまでいくのか、当分目が離せません。
(2007年8月6日掲載)

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