





第202回 「“今、何しているの?”で繋がる新たなコミュニケーションサービス」
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前回は、インターネット上で個人や個人の情報が繋がり、インターネット上に知識(ナレッジ)を作ることが可能になってきたことについてお話しました。今回は、引き続き「繋がる」をテーマに、Web2.0時代のコミュニケーションと新たに登場したWebサービスについてお話したいと思います。
まず、何故SNSやブログが盛り上がっているのか、私の考えでは、現代人の多くが「寂しい」思いを感じているからではないかと想像します。前回「デジタルカメラや携帯電話で撮った写真はブログやSNSに載せる」と答えていた人に「何で毎日こまめに書き込むのか?」と聞くと、いろいろな人が見に来てくれたり、友達が見てコメントしてくれたり、話題に絡んでくれたりするとうれしいから、とのこと。このことからもSNSやブログ利用者の多くが、「繋がっている感」を求めていると考えられます。
私もそうですが、忙しいと人に会ったりする余裕がなく出会いがありません。そんな現代人の生活がSNSやブログを盛り上げているのでしょう。ちなみに、恵比寿の地域限定SNSのオフ会(利用者が実際に会って交流する会)には、実に200名もの利用者が集まるそうです。
そんな中、最近人気を博しているのが「Twitter」です。Twitterは、米国で始まったコミュニケーションサイトで、「What are you doing?(今、何しているの?)」という質問に答える形で短いメッセージのやり取りを行うものです。利用者は、まずユーザ登録(無料)を行い、今の状況を70文字(半角140文字)以内で投稿し、他人からの返事や友人とのやり取りを楽しみます。もちろん、質問(今、何しているの?)に必ず答える必要はなく、コメントに対する返事の義務もありません。また、自分から投稿せずに他人の発言を見るだけ等、楽しみ方は自由です。公開を制限する機能もついているので、友人だけのやり取りにも利用できます。なお、投稿や閲覧はWebページ以外にも設定すれば携帯電話やIM(インスタント・メッセンジャー)で行うことができ、例えば「Google Talk」と連携すればチャット感覚で楽しむことも可能です。
従来のSNSやブログは、個人の情報をプロフィールとして上げて日記や写真、動画などを公開することで、人と人を繋げていましたが、このTwitterでは言葉だけで繋がっています。上記の特徴から「プチブログ」や「リアルタイムSNS」等とも呼ばれていますが、気軽に投稿・閲覧でき、利用者に窮屈な思いをさせずに「繋がっている感」を提供する、自由度の高い新しいコミュニケーションサービスと言えるでしょう。
今後、人と人、PCと携帯電話といった「繋がっている感」は、新たに登場してくるWebサービスの1つのキーワードになると予想されます。Twitterに似た日本発のサービスも続々と開始されているようなので、これらのサービスが、どう心地よく「繋がっている感」を創出していくのか、今後も注目していきたいと思います。
(2007年5月21日掲載)
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