





第201回 「ナレッジの共有が生み出すインターネットの未来」
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最近、食事やパーティーなどに行くと、デジタルカメラや携帯電話で写真を撮る人をよく見かけます。その人達に話を聞くと、そのほとんどの人が撮った写真をブログやSNSに載せるとのこと。昔はこういうことができるのは、IT関係の仕事をしている専門的な技術者だけでしたが、今ではブログやSNSを利用すれば、手軽にインターネットで情報発信や情報交流が行えるようになりました。そう、インターネットは、ブログやSNS といったWeb2.0時代のコミュニケーションツールの登場により、利用者にインタラクティブな情報伝達を可能にさせ、利用者が持つ情報や知識(ナレッジ)を共有し格納するといった新たな可能性を見出しています。また、ブログやSNSを自社製品の販売促進に活用する企業も増えており、新たなマーケティングツールとしても期待されています。
このように、ますます進化するインターネットですが、今年4月に検索サイト大手のGoogleから、インターネット利用者の情報や知識の共有をさらにサポートするツールが登場しました。それは、Googleマップの新機能「マイマップ」です。
Googleマップは、目的の場所を地図で表示するだけでなく、衛星写真(および航空写真)での表示や、近くにある会社やお店などの地域情報も検索できるサービスですが、新機能「マイマップ」では、地図上に画像やYouTubeの動画、目印などをマウス操作によって誰でも手軽に配置できるようになりました。目的地に題名とコメントを記述し、アイコンなどの目印を付け、道順なども線で書き込めます。面白いのは、公開・非公開が選べることです。公開するとGoogleマップやGoogle Earthの検索対象に含まれます。また、非公開でも固有のURLが設定されるので、そのURLを友人や家族に送ればマイマップを共有できます。
これらの情報は体系だったものではありませんが、今後様々な使い道が出てくることが期待されます。例えば、自動車雑誌「Daytona(デイトナ)」のサイトでは、Google Earthを利用して、アメリカの有名な街道である「U.S. Highway 66(ルート66)」を車(MUSTANG)で走った模様をGoogleマップとブログをリンクさせて掲載しています。
このマイマップの登場によって、位置情報という新たな付加価値が加わり、これらの情報を共有できることで、インターネットはさらに便利な情報伝達・共有ツールとなることでしょう。まさに、細胞がどんどん繋がり進化していく生物のように、情報が相互に繋がり新たな情報へと変化していく、これがWeb3.0といわれる次世代のインターネットの姿なのでしょうか?
この他にも、「Wikipedia(ウィキペディア)」のように皆の知恵を集めて情報を提供しているサイトもあります。皆さんもこれらを駆使して、もっとインターネットの世界を楽しんでいただきたいと思います。
(2007年5月7日掲載)
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