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開発者に聞く
この記事は日立の広報誌「はいたっく」2006年8月号の
「IT's eye ラボラトリー・レポート No.69」より転載したものです。
日立の公開鍵暗号HIME(R)が国際標準規格に採用
システム開発研究所
ユビキタス情報社会の進展にともない、パソコンや携帯電話だけでなく、ICカードやRFID(無線ICタグ)といった超小型の電子デバイスにも、より強固な安全性を確保する暗号技術の適用が求められています。
そこで日立製作所 システム開発研究所では、高速性と省電力性に優れた公開鍵暗号「HIME(R) (ハイムアール)
※1
」を開発し、2006年5月には ISO国際標準規格に採用されました。これにより、共通鍵暗号ストリーム方式
※2
の「MUGI
™※3
」、「MULTI-S01
※4
」と合わせ、日立は1つの企業からでは世界最多の3方式を国際標準規格として世に送り出し、暗号開発技術の高さを改めて証明しました。
(2006年9月6日掲載)
(次ページへ)
日立製作所
システム開発研究所
主管研究長 工学博士
寳木 和夫
日立製作所
システム開発研究所
第七部 研究員
西岡 玄次
日立製作所
システム開発研究所
第七部 研究員 数理学博士
佐藤 尚宜
※1 HIME(R) : High Performance Modular-squaring-based public-key Encryption(Revised Version)
※2 ストリーム暗号 : ランダムなデータストリームを発生する擬似乱数生成器を使って暗号化を行う方式で、携帯電話やBluetooth
™
などの無線通信区間暗号として採用されている。
※3 「MUGI
™
」 : 大容量データの暗号化・復号化で高速処理を可能とする暗号方式。64ビットプロセッサや32ビットプロセッサ、専用LSIなどによる処理で、大容量で安全性の高い処理が軽負荷・低コストで実現できる。
※4 「MULTI-S01」 : 従来のストリーム暗号がデータ秘匿機能だけであったのを、データ改ざん検知機能もあわせて持つようにした暗号運用モード。オプションとして「MUGI
™
」などの擬似乱数生成機能と組み合わせて用いることが可能。電子取引データなど、1ビットでも間違いの許されないデータの通信や蓄積を行う際に、改ざんを瞬時に検出できる。
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