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この記事は「ひたち」2006年春号「HITACHI FILE talk+(トーク・プラス) 小澤 邦昭」より転載したものです。

ALS患者のための意志伝達装置「心語り」

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動をつかさどる運動ニューロン細胞が侵され、各部の筋肉が動かなくなってしまう病です。発症は10万人に5人程度、原因も治療法もわからない難病です。しかも特徴的なのは、感覚・知能は正常な状態にあること。体は動かせなくても、意識は通常のままなんです。

こうした患者さんのコミュニケーションを助けるために、'97年に意志伝達装置「伝の心」を開発、これまで3000台以上を出荷しました。「伝の心」は体のどこか一部さえ動かせれば使えます。しかし、ALSでもまったく体の運動が失われてしまう「閉じ込め症候群」と呼ばれる最重症患者が、日本だけでも70人前後おられます。この方々が使える意志伝達装置をつくりたいというのは、患者さんやご家族はもちろん、われわれにとっても悲願だったのです。

日立製作所
ユビキタスプラットフォームグループ
ソリューション統括本部 事業企画室
本部長付(アクセシビリティサポート担当)
小澤 邦昭



※クリックして拡大図をご覧下さい
[アクセシビリティサポート]

「アクセシビリティ(使いやすさ)」は、情報やサービスが広範な人々にとっていかに利用可能であるかを表す概念。日立は、障害者や高齢者などのアクセシビリティサポートにさまざまな角度から取り組んでいる。
http://www.hitachi.co.jp/accessibility/
(2006年7月5日掲載)
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