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この記事は「ひたち」2005年秋号「HITACHI FILE talk+(トーク・プラス) 古川徹」より転載したものです。

誰でもどこでも飛ばせる、鳥の目をもつ自律飛行体

− なぜ日立が飛行機なのでしょう?
日立は飛行機自体のノウハウはありませんが、私は航空通信システムの企画・開発に携わっていまして、その縁で小型無人機開発の話があったんです。機体は航空力学のノウハウをもつ川田工業株式会社、電子機器は日立で共同開発することになりました。これは今までにないタイプの飛行機ですし、電子機器のウエイトが非常に高い。これならやれそうだと。

飛行の目的は地上の写真撮影です。用途としては水害、地震など災害現場の撮影のほか、発電所、港湾など重要施設の監視、河川のゴミ不法投棄の監視なども考えられます。

日立製作所 ディフェンスシステム事業部
装備システム本部 航空・通信システム設計部
主任技師 古川 徹
この飛行機の最大の特徴は「自律飛行する」ということ。パソコンの地図で飛行通過点を設定すれば、あとは機体に搭載したGPS(全地球測位システム)やセンサーを使って、自律的にルートを飛行していくことができる。機体制御やカメラ撮影も全部自分でやります。ラジコン機のような特別な操縦技術はいりません。

離陸は、手投げです。私も一度、恐る恐る投げてみたのですが、案外簡単でした(笑)。風上に向かってすっと押し出すような感じで。着陸は草地などに胴体着陸です。特別な滑走路もいりません。
(2006年4月5日掲載)
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