





このコーナーでは、日立製作所の研究所等で研究・開発を行っている技術テーマを中心としたコラムをお届けします。
研究員にインタビューを行い、技術テーマ解説・開発過程におけるエピソードなどを交えてわかり易くご案内いたします。
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「美しさ」という感性を表現する画質技術
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■ 奥ゆきのある”濡れた黒”の表現

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青木がこだわっているのは、”濡れた黒”だ。

「原理的にプラズマディスプレイは黒が深くてコントラスト感に優れていますが、その特徴を伸ばして、よりリアルで臨場感のある映像表現を追求するために、新たにデジタル高画質処理技術『ピクチャーマスター』を開発しました。この結果、風景の奥ゆき感が高まって立体的になり、文字放送の細かい字の解像度もシャープになりました。また、『アドバンスドデジタルカラーマネジメント』技術により、青空や木々の緑、純白の菊、真紅のバラを鮮明に再現します」と、青木は最新技術について紹介する。

プラズマテレビだけではない。液晶テレビにも画質技術は生かされている。日立は「AS-IPS」という画期的な高精細液晶パネルを開発しているが、この特性に合わせた32型ハイビジョン液晶テレビモニターの高画質性が内外から大きな注目を集めている。

そして、青木が考えるのは海外展開である。すでにプラズマテレビは3分の2が輸出され、英国、フランス、イタリアなどヨーロッパでトップ商品になっている。

「色やコントラストの感覚にはお国柄があります。今後は、中国でもプラズマテレビや液晶テレビが普及するでしょう。世界の人々にとっての『美しさ』をこれからも追求していきたいと考えています」と青木は夢を語っている。
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