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このコーナーでは、日立製作所の研究所等で研究・開発を行っている技術テーマを中心としたコラムをお届けします。 研究員にインタビューを行い、技術テーマ解説・開発過程におけるエピソードなどを交えてわかり易くご案内いたします。
IPv6の“伝道士”として中国のインターネット環境づくりに貢献
■ 商用ネットワークの構築へ


こうした地道な努力が実り、2002年5月に湖南省でスタートした中国初の「商用IPv6実験プロジェクト」では、日立は主要ベンダーとして参画することができた。同年6月には、日中両国の政府と企業が進める「次世代インターネット日中IPv6協力プロジェクト」にも参画し、その一環として、中国の学術ネットワークCERNET(中国教育和科学計算機網)との連携のもと、衛技師はその後の北京拠点のシステム構築を担当した。

さらに、この年、中国のIPv6業界のトップ企業であるBIIグループ(天地互連信息技術有限公司)と販売委託契約を結び、IPv6対応製品の販売・アフターサービス面の体制づくりがスタート。そして、2003年以降、日立のIPv6対応製品は、中国の通信分野の統括官庁である信息産業部の製品認定テストに次々と合格し、いよいよ中国の商用IPv6ネットワークづくりに向けた体制が整った。

■ 日中のパートナーシップのために


現在、衛技師は、日立中國有限公司に出向して、事業の本格的な立ち上げに向けた活動に精力的に取り組んでいる。

目下の最大のイベントが、『日立展2004』だ。「創造都市空間、開拓全新生活」をテーマに日立製品を一堂に紹介するこの展示会は、10月から11月にかけて北京、上海、広州の3都市で開催される。

「日立展を通じてHITACHIブランドのイメージ向上に期待しています。私たちもIPv6対応機種の全ラインアップを紹介するとともに、アプリケーションを含めてトータルソリューションを訴えていきたいと思っています。

中国は通信分野でも国内企業を育てたいと思っており、すでに欧米企業に押さえられているIPv4の世界ではなく、新しいIPv6に期待を寄せています。特に若い人の関心が高いことが大きな励みになっています」と語る衛技師。「日立の一員として、一人の中国人として、中国の発展に貢献していきたいし、日本と中国とのパートナーシップをいっそう確かなものにする橋渡しの仕事として、誇りをもって取り組んでいきたいと思います」と決意を語っている。

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