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開発者に聞く



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類似画像検索技術と三次元可視化技術
■ 開発のきっかけ

Q:今回の開発のきっかけは?

廣池: コンピュータやインターネットの進歩でデジタルの画像データはどんどんたまっていく、そんな大量のデータをどうしようか、実際に有効に利用するには、大量のデータからほしいデータを見つけ出すための技術が必要なのでは、というところがスタートです。
Q:画像検索技術は世の中でいつごろから研究されているのですか
廣池: 画像認識技術そのものはそれほど新しいものではありません。1960年代から研究されてきている分野です。といっても当時は文字のパターン認識を主に扱っていました。コンピュータの発達にしたがって、ここ数年、画像認識、画像処理技術は飛躍的に進み、画像独自の性質をもとに検索する「内容に基づく画像検索」がでてきました。今お見せしているデモに関しては、コンセプトは1998年に発表しましたが、当時はパソコンでは動かなかったのです。いまでは、ご覧のように、ノートパソコンでも動くようになりました。
Q:類似画像を検索し、ピックアップした後の、画像の見せ方はユニークですね?

廣池: データを見せるための技術を、ブラウジング技術とよんでいますが、この3次元表示を使ったブラウジング方法では、一度に、大量に見せることを目標にしています。この3次元空間は、画像間の類似性を反映した空間になっています。その中に約1000枚の画像を表示しています。ご覧のように、似ている画像どうしは、近くを飛び回っているでしょう?
Q:ぐるぐる回っている画像のうち、やや大きめのものが、より類似している画像なんですね?

廣池: そうです。キー画像との類似性は画像の大きさで示しています。また、複数のキー画像を用いたときは、複数の画像の集合体が3次元空間を漂うことになります。
Q:この青空の真ん中に浮かんでいる緑色のものは?


カメ


カニ
廣池: 「カメ」と呼んでいます。3次元の空間にある画像は、このカメの視点で眺めることになります。カメは首振り回転によって動く方向を決めて前進後退を行い、空間を自由に泳ぎまわり、目的の画像を探します。
Q:なぜカメ?

廣池: よくいわれます(笑)。「ペンを持ったタートル(ウミガメ)が自己中心的な回転・移動を繰り返しながら描画を行う」というタートルグラフィックスの概念からとりました。
Q:検索結果の画像が浮かんでいる、あの裏側を見たい場合は?

廣池: そのために、カメの周りを衛星のように動き回って見ることができる赤い「カニ」を用意しました。これは単に「横歩き専門」のシンボルです。カメが動くと、その周りを回るカニも動く形にしてあります。普通は、このカニの視点で、このデータの集合を眺めます。
カニとカメを用いた3次元空間ウォークスルーについてはこちら
Q:その他の表示方法は

廣池: 2次元の表示ではこんなのもあります。パタパタと呼んでいます。1000枚程度の羅列された画像が、似たようなもの同士集まっていくシステムです。より似たもの同士が近くにくるように、上下左右の画像が交換されて、それが、パタパタに見えます。場合によっては、似たもの同士が反発しあうような設定にもできます。
ある程度時間がたつと動きが落ち着いてきますが、またしばらくすると、パタパタと動き出します。


2次元表示「パタパタ」の画面

※クリックして拡大図をご覧下さい
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