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開発者に聞く



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このコーナーでは、日立製作所の研究所等で研究・開発を行っている技術テーマを中心としたコラムをお届けします。 研究員にインタビューを行い、技術テーマ解説・開発過程におけるエピソードなどを交えてわかり易くご案内いたします。
人と社会のつながりをプロデュース
■ 「個人にうれしい」


屋敷は、1996年から「福祉キャンペーン」の仕事をしている。福祉関連事業を行っている事業部とグループ企業をプロモートするとともに、日立の取り組みを内外に伝えていく役割だ。総合カタログの作成から機関誌の発行、広告宣伝、展示会の企画まで、仕事は多忙を極める。「八年もやっていると、屋敷というと福祉とすぐいわれますが、もう少し大きな視野で人の生活、社会の仕組みを考えたいと思ってきました。それが今取り組んでいるトータルライフサポート・ソリューションであり、新しい医療サービスです」

高齢化が進む今日、介護や医療はすべての人の問題であり、ひとりひとりが健やかに暮らす「クォリティー・オブ・ライフ(QOL)」がこれからのテーマだ。病気の治療はもちろん、健康維持、病気予防と早期発見、予後の早期復帰、介護する人される人の負担軽減などの仕組みをつくることが重要になってきている。

トータルライフサポートとは、そうしたニーズに対して、日立グループがもつ技術・ノウハウを結集して新しいサービスを創出・提供しようというものである。



「まず、できることから。患者が医療機関を選ぶ時代に応えて、病院は情報公開に努めなければならないし、大病院、中規模病院、診療所の役割分担も鮮明になるでしょう。介護保険と医療保険が一体になる動きもあります。そうした医療の大変革をどのようにサポートしていくかということです」

日立は、血液分析装置やMRI(磁気共鳴断層撮影)などの診断領域、病院情報システムで実績があり、最近は、手術支援システムやがん治療装置の領域にも踏み込んでいる。ファイナンスを行うグループ企業もある。そうした経営資源を活用し、病院のためだけでなく「患者にとってうれしい」新事業・サービスをいかに実現するかがポイントだ。

「決して容易な道ではありませんが、その延長に個人個人のQOLをサポートしていく仕事が生まれてくると思っています」そう語る屋敷の原風景は、スウェーデンやカリフォルニアで見てきた街づくりだ。「どのように日本らしいものにするか」。一級建築士としての視点も大切にしたいと思っている。

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