− 精度的にはどれほど向上したのですか。
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宮武: 539名を対象とした実証実験では、従来0.3%だった等価エラー率(登録者本人を本人ではないと誤認識する本人拒否率と、他人を登録者本人と誤る他人受入率が等しくなる率)が0%になりました。これは現時点では世界最高レベルの精度だと自負しています。
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また、パソコン用CPUだけでなく、(株)ルネサステクノロジーの製品の組込機器用CPUであるSuperH上でも動作します。SuperHを使った装置は機器容積を従来の約1/3にまで小型化しました。パソコン上で動作するシステムは「指静脈認証システム静紋(じょうもん)」(日立ソフトウェアエンジニアリング 株式会社)として、またSuperHを使ったシステムは「指静脈入退管理システムSecuaVeinAttestor (セキュアべインアテスター)」 (日立エンジニアリング株式会社)として、それぞれ非常にコストメリットのある価格で製品化されています。
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「指静脈入退管理システム SecuaVeinAttestor(セキュアべインアテスター)」
(日立エンジニアリング株式会社)
※クリックして拡大図をご覧下さい
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− 活用シーンも広がりそうですね。
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宮武: 「静紋」はサイバーセキュリティ、「SecuaVeinAttestor」はフィジカルセキュリティにそれぞれ対応しています。サイバー分野では、住基ネットなどの機密データを取り扱うシステムへのアクセス管理、企業内でのPCログインや決裁などの業務アプリケーションなどへの適用が考えられます。また物理的な入退管理を行うフィジカル分野では、すでに実績のある研究所やコンピュータルーム、VIPルームなどのほか、金融機関やマンションなど、確実な本人確認を必要とする場所での適用が進んでいくでしょう。社内でも導入が進んでおり、研究所はもちろん、社長室にも設置されているんですよ。
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長坂: 指静脈認証は、装置にほとんど触れなくてすむため、衛生面でも優れています。
このためSARSなどで衛生面に敏感になったアジア市場では特に引き合いが多くなっています。
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− 今後の展開は。
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河野: マンションや住宅への適用が進んでくると、子供の指静脈パターンの変化を考える必要があります。成人のパターンは変化しないことがわかっていますが、成長段階にある子供の指静脈パターンを5年、10年といった長期間にわたって追跡した例はまだありません。多くの方に安心して利用いただけるよう、基礎データを充実させ、必要ならば製品に反映させていきたいと考えています。
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宮武: さらなる小型化も追求していきます。指紋認証と同じ大きさまで小型化できれば、PCやモバイル端末などへの埋め込み型としても展開できるでしょう。また指静脈認証技術は、発想もアルゴリズムもCPUも純国産ですから、「Next MADE IN JAPAN.」を代表するバイオメトリクスとして、今後も国内外に強くアピールしていきたいと思います。
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− 今日はどうもありがとうございました。
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